2011年2月26日土曜日

勉強不足

除細動の際の、充電中の胸骨圧迫の話。

今更、AHA ACLS G2005プロバイダーマニュアル英語版を見ています(苦笑)。

P43

Chest compressions should ideally be interrupted only for ventilation (unless an advanced airway is placed), rhythm checks, and actual shock delivery.

日本語版の訳は以下の通り。

胸骨圧迫の中断は, 換気( 高度な気道確保器具が留置されている場合を除< ) , 心リズムチェックおよび実際のショック施行のときだけというのが理想的である。


"actual shock delivery"は、"通電する瞬間"というニュアンスと解釈できると思います。即ち、通電する瞬間のみ胸骨圧迫を中断するのが理想であり、充電中も(通電ぎりぎりまで)胸骨圧迫できたら最高だぜ、ということでしょう。

”実際のショック施行"と和訳されていますが、このニュアンスが伝わりにくいように思うのは私だけでしょうか。

G2005から、AHAは充電中の胸骨圧迫を(推奨はしないまでも)”理想”と表現していたんですね。今さらこんな明確な記載にきづいた自分は勉強不足きわまりない(笑)。

2 件のコメント:

  1. そんなことないですよ。
    復習されること素晴らしいです!!、
    充電中の圧迫についてはいつも議論になりますね。胸骨圧迫の継続と安全との両立難しいですよね。

    返信削除
  2. 2010時代は、充電中も圧迫です!  と思っています(笑)。

    返信削除