2009年9月25日金曜日

難治性心房細動へのcardioversion

頻脈性心房細動を発症し不安定な血行動態を呈している患者がいると仮定します。なんとか早期に洞調律に戻したいです。
しかしながら、単相性360Jでcardioversionを2度試みるも、洞調律に戻りません。どうしましょう。。。

色々と選択肢があると思われますが、こんな文献があります。

360Jのcardioversionで洞調律への復帰を2度失敗した心房細動患者に対し、除細動器を2台使用して720Jのcardioversionをかけたところ、84%の患者が洞調律に復し、かつ有意な合併症もなかった(JACC1999;34:2031-4)。10年も前の文献ですが。
こんな方法もあるんですね。ダブルライダーキックみたい(笑)。

2 件のコメント:

  1. 最後の一文が良いですね(^.^)。

    除細動器を2台使おうと言うアイディアもすごいですが、どうやって同時にショックをかけたんでしょうね。面白いです。

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  2. 前胸部と背中にそれぞれパッドを2枚づつ貼って、2台の除細動器に各々つなぎます。心電図リードは1本患者に付けて、それを自前の分配器で2台の除細動器につなぐみたいです。
    ともに同期をさせた上で、1人の操作者が2台同時に放電ボタンを押すみたいです。

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