2009年7月5日日曜日

ISLS受講


自分はAHA ACLSインストラクターでありながら脳卒中についてはあまり精通しておらず、弱点の一つとなっています。先日のtPA講習会に続き、本日はなんとISLSコースを受講してきました。いわゆるシミュレーション講習会を受講生として参加するのは久しぶりですので少々緊張しました。ISLS(Immedeate Stroke Life Support)は、ICLSコースの脳卒中版とでも言うべきもので、日本人の国民病とも言える脳卒中患者への初期対応を学ぶ講習会です。
AHA ACLSコースの中にも脳卒中の時間が設けられていますが、DVDを見つつ少々ディスカッションする程度のものであり、正直あまりimpressiveではありません。
今回の受講の目的は、以下の2点です。
①自分の脳卒中に対する知識、技術の向上
②AHA ACLSの脳卒中との内容や教育手法の対比

コースはインストラクター3人、受講生10人程という小規模で開催され、約4時間で、うち2時間が座学+簡単な実技、2時間が模擬臨床(シミュレーション)でした。
結論としては、自分としては脳卒中の初期対応に関する情報が整理されて大変勉強になりました。活字としては良く知っていたつもりのGlasgow Coma Scale(GCS)も、いざ患者を目の前にしてきちんとスケール化しようとすると恥ずかしながら結構悩んでしまったりします。知識と技術、実践はやはり異なるものです。NIHSS(NIH Stroke Scale)も模擬患者相手に実践し、研修医の頃以来?(笑)の神経所見の評価でした。
昔使ったYear Note(!)の脳神経のページを思わず見返したりして(笑)。
まだ改善すべきことは多々あるコースではありますが、結構楽しく過ごさせて頂きました。
ということで、①の目的についてはまずまず満足の行くコースでした。②についてはまた改めて書きたいと思います。

2 件のコメント:

  1. ISLS受講お疲れ様でした。私も3月に受けました。確かに勉強になりました!!

    インストラクションについては、、、、、ネガネガフィードバックをディレクターの先生に直接送ってしまいました(^.^)。そのために、、、、インストに誘われています(^.^)。

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  2. kekimura99さん、有難うございます。
    ネガティブフィードバックは最もためになる意見ですから、コースの質向上に役立っていますね、きっと。

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