2009年6月9日火曜日

ペースメーカー(ICD)植え込み患者への除細動パッド貼布位置

AHA BLSプロバイダーマニュアル含め、これまでペースメーカー(含ICD)が植え込みされている患者に除細動を行う場合、パッドはデバイスから1インチ(2.5cm)以上離して装着することが推奨されていました。
ACLS Resource Textによると、最近の研究から、パッドはデバイスから3インチ(8cm)以上離して装着することを推奨しています。これは、患者自身に対する問題ではなく、デバイスへの悪影響を最小限にすることが目的のようです。メーカーによっては、6インチ離すことを推奨しているところもあるようです。
この情報は、心房細動患者へのcardioversionの研究から得られた知見であり、具体的にはパッドは胸骨右と背部に装着しています。非心停止の状況で、背部に装着できる余裕があれば良いですが、心肺停止の状況では難しいことが容易に推測されます。
Resource Textにも”前胸部と背部に装着することがデバイスへのダメージ軽減には望ましいが、それにより除細動が遅れるべきではない”と記載されています。
最新のCurrents2009年春号のQ&Aでも、植え込み型医療機器から2.5cm離して貼る云々、、という記事が出ています。8cmという話は出てきません。
少なくともBLSにおいては、今まで通り2.5cm離して貼ることで、問題なさそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿