2009年6月20日土曜日

三沢光晴3

プロレスラー三沢選手の話。バックドロップを受けた直後に駆けつけた2人の医師の証言によると、すでに呼吸は停止しており、2人ともに脈を触知することはできなかったとのことです。その後AED装着しましたが、心電図上心拍数40台の徐脈でありショックの適応は無いと判断されました。モニター付きのAEDだったのかな。徐脈性PEAだったということですね。

とある救命センターの先生に御聞きしたところによると、脊髄損傷でspinal shockを来たし、心停止にまで至るような病態を経験することはあるようです。
一般的にspinal shockは比較的カテコールアミン投与への反応は良好なことが多いそうですが、病院搬送前で、そのようなサポートがなく、かつ呼吸停止による低酸素も併存すると比較的早期に心停止に至り得る、、、、そんな意見も頂きました。勉強になります。

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